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百合のカリスマについて書くブログです
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2013年5月15日発売の雑誌「pen」が「少女マンガ超入門」でした。
(2013年6月1日 No.337)

手塚治虫『リボンの騎士』
池田理代子『ベルサイユのばら』
美内すずえ『ガラスの仮面』
山岸凉子『日出処の天子』
萩尾望都『ポーの一族』
魔夜峰央『パタリロ!』

をメインにとりあげてますが、座談会で
当時講談社にいた入江祥雄さんがセーラームーンのヒットについて述べられてます。
その部分を一部要約。




●セーラームーンは世界的にヒットしているが意図的だったのか●
意図的なものはあった。学園ものの対抗として、ファンタジー。
その先にはアニメ→商品化→世界へ、とまで視野に。
91年の年末売りの92年2月号から連載開始、アニメが4月からスタート。
マンガ連載とアニメがほぼシンクロな形で5年間。

●読み切りから『なかよし』での連載へ●
『るんるん』の読み切りから。
それを『なかよし』掲載したのは、戦隊もので育った編集者が「女の子が闘うマンガがあってもいいんじゃないか」と。
最初の編集会議は侃々諤々で、編集部の女性から「『キャンディキャンディ』の伝統ある『なかよし』がパンツを見せるのか」みたいな意見も。

●アニメは最初視聴率が悪く、打ち切りの声もあったとか●
時代の雰囲気で「強い女の子を打ち出したい」というのはあった。
視聴率は悪かったが、雑誌の反響はすさまじかった。夏休み売りの9月号で主人公が月の王女の生まれ変わり、という設定があきらかになることになっていた。
そこでやめずにいるうちに視聴率もあがり、その年の年末にはムーンスティックがバカ売れ。

●商品化による利益がすごい●
編集者が思いつかないようなアイデアを作家が出してきて、それが時代にうまく合った。


要約すると大体こんな感じかと。
私は、ヒットが意図的だったのかという質問自体がとても男性的だと思いました。
少女マンガは少女マンガなんだな、となんとなく感じました。
男性的な作り方ではダメなのだと。

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